ガラスのような繊細な心をもっていた少年時代。
私は、周りとは少しだけ感覚が違っている不思議な子どもでした。
みなさんは、こんなことがありませんか?
ドラマや映画を観ていて、その先の展開が分かってしまうこと。
私が小学生の頃の話です。
家族でテレビドラマや映画を観ている時、次の展開が分かってしまい、その先どうなるかを思わず口に出してしまうことがよくありました。その後、言ったとおりの展開になるので、家族に驚かれることがしばしばありました。
特に推理やサスペンスが好きな訳ではないので、その先どうなるのかを考えて観ていた訳ではなく、何気なく、ぼーっと観ているだけなのですが、その後の展開が頭の中に映像となって浮かんできてしまうのです。
「次は、こうなって、最後はこうなるんだよ。」
「犯人は、○○なんだよ。」と、どんどんストーリーを話してしまうので、
「あなたは、いつも先が読めちゃうね。」と、母によく言われました。
以前にも同じ番組や映画がやっていて、それを見たことがあった可能性はありますが、4,50年前ですので、ビデオやDVDを借りてきて簡単に映画鑑賞ができる時代でもなく、短い期間に再放送をすることあまり考えられません。以前テレビで観ているのならば、家族揃って観ているはずなので、私だけが一度観ていて、話しの内容を覚えているという可能性は、かなり低いと思います。
どの様に頭の中に映像が浮かんでくるかと言うと、デジャブを体験している時の感じ方と似ています。デジャブの時は、以前この状況を体験したことがあると感じ、その後こんな風に展開していくということが分かりますよね。それと同じように、画面の中の登場人物たちが、次にどんな行動をするのかが映像で見えてくる感じです。一度観たかのように、頭の中で映像が見えてしまうのです。
その当時は、そういう現象があっても、自分のことを展開が読める知的な子(笑)と思っていました。しかし、今思うと少し違って、勘の鋭い感覚的な子だったのだと解釈しています。
その現象を引き起こしているのは、五感ではなく、超感覚だったのではないかと思えるのです。
テレビ以外のことでも、他人の考えていることが手に取るように分かる感覚はありました。簡単に言うと、エンパス体質です。
これにはかなり疲れさせられました。人の気持ちを察してしまうのは精神的によくないと思います。キャッチしてしまう内容は、どちらかというとネガティブなことの方が多いからです。
もちろん、自分に対して好感を持ってくれているということも分かりますが、怒り、妬み、恨みなど暗い感情もしっかりと伝わってきます。そういう時は、すごく疲れるし、凹むし、とても辛く感じてしまい苦しかったです。
これは、感度の違いこそあれ、だれでもある感覚だとは思います。しかし、私の場合、感度がとても高かったのではないかと思います。
その後も、五感とは違う何か別のアンテナで何かをキャッチし、それが人生を歩んでいく上で、大きな指針になって行ったのは確かです。
直感、第六感という名の羅針盤として…
少年時代⑥につづく
コメント
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