金縛りと夜間飛行 少年時代⑱

ガラスのような繊細な心をもっていた少年時代。

私は、周りとは少しだけ感覚が違っている不思議な子どもでした。

 

10代後半から金縛り経験が頻繁にありましたが、その中でも衝撃的だった経験をお話しします。

それは、私が18才の時のことです。

その頃私たち家族は、団地の4階に住んでいました。一般的な公団住宅です。

ある夜、私はベッドに横になりウトウトしていました。そこへ、金縛りが襲ってきました。いつものように身動きが取れず苦しい状況がしばらく続き、そして、いつものように幽体離脱が始まりました。

幽体離脱をした私は、自分の部屋から出てキッチンへ行きました。この日はなぜか、意識体が感じている世界がいつもよりもリアルだなと感じていました。調子に乗った私は、玄関の扉を通過し、団地共用の外階段の場所まで行きました。そして、階段を数段下り、4階と3階の間にある踊り場にやって来ました。

そこで私は、事もあろうにこんなことを考えました。

「今、自分は意識体なのだから、何でもできるはず。この踊り場からも飛べるはず。」と。

この無謀な実験を思いついた後、すぐさま階段の踊り場の腰壁(手すり)の上に立ち、次の瞬間には、そこから飛び降りていました。

飛び降りた直後、自分がどんどん降下していくのを感じました。

「あっ、落ちる!」と思った瞬間Uターンし、今度は空に向かって急上昇していきました。

一瞬で街が見渡せる高さまで昇っていきました。東京スカイツリーの展望台から街を見下ろしている位の高さだったと思います。その高さまで昇って来ると、そこからは美しい街並を見渡しながら、割と高速で上空を飛行していました。鳥になって飛んでいるというよりはむしろ、飛行機になったような感覚でした。

空を飛ぶことができた私は、感極まってぽろぽろと涙を流しながら夜空を飛んでいました。しばらく夜間飛行を楽しんでいると、次に、どこからともなくオーケストラの美しく壮大な音楽が、まるで映画のBGMの様に流れてきました。その音楽に酔いしれながら飛んでいると、ふと不思議なことに気が付いたのです。誰かが奏でてくれていると思っていたこの音楽は、実は、自分が心の中で創造している音楽だったのです。自分が創った曲を瞬時にオーケストラが奏で、それを自分自身が聴いて感動しているといった感じです。そこにタイムラグはなく、一瞬でその一連の創造活動が進んでいました。

夜間飛行と美しい音楽に陶酔した状態がしばらく続きましたが、気が付くと意識はベッドの上に戻ってきていました。

この経験を通して、金縛りは恐怖を与えるだけではなく、意識体がもつ無限の可能性に触れるきっかけをくれる貴重な体験でもあるのだということに気付かされました。

この出来事は、その後の人生において、通常の生活の中で見たり感じたりしている物質的な世界だけではなく、もっと別の次元の高い非物質的な世界があるということを前提に物事を考えるようになるきっかけをくれた貴重な経験になりました。

ただ一つだけ、命を危険にさらす行為だったということは反省しています。いくら意識体だったとは言え、階段の踊り場から飛び降りたのは間違いだったと思っています。もし、あれがリアルな世界の出来事だったならば、私は死んでいました。みなさんは、幽体離脱をしていると感じられたとしても、安全には十分に気をつけ、無茶は慎みましょう。

コメント

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